夢みたいに綺麗に消えないで

Sexy Zoneについて語ります

いつか超絶国民的アイドル Sexy Zoneと一緒に振り返りたい #ザ・ハイライト 初日レポ

2022年12月16日──私は朝から号泣していた。少年だったあの日の彼らの初アリーナツアーのBlu-rayを見ていたから……。ジャケット見るだけで泣ける。ウッ。

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Sexy Zone。ジャニーズ最年少の平均年齢14.4歳でデビューした5人組アイドルグループ。2021年10月まで、私は全員の名前はもちろん知らない、「なんとなくケンティ―は知ってるよ(笑)セクシーサンキューの人ね(笑)」くらいの不届きラバーズ未満警察だったんですが、そんな私がセクシゾの黄金の泉に落ちてから早1年が経過し、2022年12月16日、デビューから11年、ドーム公演を行ったことのあるデビュー組ジャニーズグループの中ではもっとも長い「デビューから11年」という年月をかけて彼らが到達した東京ドームの一席をにぎやかさせてもらえることになりました。本当にうれしかった。

初めてSexy Zoneの現場に入ったザ・アリーナ初日の感想はこちら。

sexydreamrose.hatenablog.com

(※なお、アリーナツアー「ザ・アリーナ」は現存するアリーナライブの中でも最高峰の出来を誇るエギーレ法律相談事務所コンテンツですので、円盤が発売された暁には全人類に見せたいので60億(古い情報?)枚購入する予定があります)

というわけでメモがてら俺的ドームツアー「ザ・ハイライト」の解釈を書いていこうと思います。

「もっとも良い状態のSexy Zone」であるという自負

最年少デビューからやく11年、さまざまな困難と共にあったSexy Zoneですが、ツアーまでの露出の中で「今の実力で立てたからこそ良かった」とメンバーたちは語ってくれていました。でも本当に本当に2022年の彼らの活躍は半端なかった。

2020年に休養からの復帰を果たした松島聡ちゃん、先輩の八乙女光くんの代役として舞台「こどもの一生」の座長となり、見事のびやかにかわいらしく複雑なストレスを抱えた柿沼を演じ切りました。代役として、座長として、周囲から信頼されたこと、とても素敵な経験ですよね……。

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そして初の単独CMはなんとピーチジョンさん! Sexy Zoneとしてもばっちりすぎるお仕事ですが、想像の何百倍も松島聡ちゃんの良さが活かされたというか、アテガキ⁉みたいな素敵な商品&クリエイティブで、彼だからこそ、な仕事がどんどん増えるのだろうなと思えました。個人的にはECサイトの中にアルバム「ザ・ハイライト」のリンクがあったりして、レコード会社とも仕掛けてるとしたら、めちゃめちゃ良いよなって(語彙力)。冬でもパンツとTシャツで寝ちゃう私もさすがにこの冬はそうちゃんとお揃いパジャマで健康に過ごせている。本当にありがとう……。

 

youtu.be

地元では「しずおか元気大使」をつとめ、歌番組に出れば「セクゾの金髪のあの子ったら誰なの!!!」と茶の間を沸かし、確実に着実にとんでもないパワーを蓄えた松島聡ちゃんなのであった……。

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そして顔面国宝佐藤勝利さん。「生まれ変わったら光一くんみたいなShowをこなす人になりたい」と語った14歳の少年。一度は力不足だと降りたこともある帝国劇場に帰ってきました。なんと、光一くんのライバル役として……。

(この会見ビジュアル歴史に残ってくれ!!!!)

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ツアー「ザ・アリーナ」のあいさつでは、「これまで失敗しちゃいけないと思っていた、でも光一くんに失敗しても良いと言ってもらえた」(ニュアンス)と語り、ひとつ殻を破ったようなめちゃくちゃ楽しそうなパフォーマンスを見せてくれて……。朗読劇「ハロルドとモード」では黒柳さんと共演。めちゃくちゃ素敵な恋を見せてくれました。大御所×しょりたん……良い……。

そして、ふまけんも活躍し(風磨くんは仕事がなくて腐りかけていたときに「ananのSEX特集でも目指すか」とはじめた身体づくりと、これまでの仕事ぶりが実を結び健人の1年後に該当特集を飾り、ジャにので24時間テレビのパーソナリティをこなし、MC番組がレギュラー化。健人はNetflixデビュー、そして昨年撮影の映画『ラーゲリより愛を込めて』が公開、これまでと違った役者人生の新章がスタート。念願の海外仕事も、2024年放映開始の海外ドラマでの仕事が発表され……。相変わらずとんでもない数のCMをこなす健人、追随する風磨(ドラマでも!)そして、ふたりが乾杯するアサヒ・生ジョッキ缶のCM……かいつまんでもかいつまみ切れない大活躍……)、そんな個々人が最強のコンディションの中で臨んだのがSexy Domeってワケ……。

これドームの感想ブログであってるのかな?(💦)あってます!!!!!

「ザ・アリーナ」「ザ・ハイライト」における「Dream」の解釈違い

ザ・アリーナは、80s、シティポップ、昭和~令和のアイドル、そしてTV Showという、80年代から~2010年代までをコンセプトで魅せるめちゃくちゃ楽しい、そして膝をうつ納得感のあるコンサートでした。

そして本編のラストで歌われた「Dream」のラストで、Sexy Zoneは舞台から歌詞のとおり、夢のように消えてしまう。

「それじゃ 何も Don't wanna cry 知りたくないよ

数えきれない 合言葉も 君と僕にしかない

この野暮なやりとりも 夢みたいに綺麗に消えて Ok?」

ザ・アリーナにおける「夢」は眠りながら見る夢、想い出だったり、後悔だったり、妄想だったり、浮遊感のある瞬間だったり……。そんなことを示していた気がします。

一方で、ドームツアーの本編ラストで歌われた「Dream」に託されたのは間違いなく、一緒に見る、抱く、これからの目標である「夢」でした。

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いつも完璧なカメラ目線で俺らを腰砕けにしてくれるスーパーアイドル中島健人は、挨拶で涙を流しました。ひとつの「夢」が叶ったその景色を、メンバーと共にみることができて……。

健人「2011年にデビューして突如集められた僕たちはグループを組んで、右も左も分からず今日この日までたくさんの経験をしながら、色んな場所でコンサートをさせていただいて、ついに東京ドームに来て。(感極まって涙)僕らセクシーゾーンが最初に東京ドームに立つ、この姿を世界で最初に見たのはここにいるセクシーラバーズです。そして10年以上一緒にやってきて、色んなことがあって、今も色んなことがあるけどこうしてたくさんの思い出を、このセクシーゾーンのメンバーと振り返ることができて、俺は幸せです」

佐藤勝利くんは、ドームに立ってこなかった日々を振り返り「報われない」とは思っていなかったと。ファンの綺麗な笑顔で十分報われてきたからと、ありえないくらい可愛い感謝を伝えてくれておばさんは破顔しました。そして、国民的なアイドルになるというドデカくてワクワクするとんでもない次の夢を共有してくれました。

勝利「ホールツアーやってる時でも会見とかで夢を聞かれて、『夢はドームです』って答えました。それから10年以上経ちました。長かったかもしれません。でも叶えました!だから、そして、そんな東京ドーム、ドームというすごいステージに立たせてもらった以上、もっともっと大きな夢を言っていく使命があるとぼくは思っています。だからここで誓わせてください。絶対に国民的なグループになって、みんなの笑顔をまた見たいなと思っています」

オープニング曲の「Sexy Zone」、イントロ部分で大号泣した顔を見せて会場をいきなり号泣の嵐へと誘った松島聡くん。聡ちゃんが泣くと、思わず私たちは泣きながら笑っちゃう。社会のムードメーカー。いつも誰もおいていかない聡ちゃんに、メンバーもまた救われているのではないでしょうか……。緊張してたと教えてくれながらも、私たちのことを応援してくれると力強く語ってくれました。そして泣きじゃくるそうちゃんに「そのままでいいよ」と伝える風磨くん。

聡「僕たちとにかく一生懸命に皆さんの背中を押しますから。だから僕たちにこれからもついて来てください。今まで皆さんに応援してもらってた分、僕らが皆さんのことを全力で応援しますから。どーんと構えて皆さんのことを応援しますから。だからこれからもセクシーゾーンのことを宜しくお願いします!」

マリウスに呼びかけ、メンバーに内緒で2011/11/16(デビュー日)の星空をステージバックにきらめかせるロマンチスト大名・菊池風磨さん。これまで見た夢とその過程の素晴らしさを語り、次の夢も「一緒に」見ようと、願ってくれました。

風磨「メンバーからもあったように、僕たちを応援してくれてるみんなで、最初はバラバラだったはずのみんなで、大きな途方もない夢を一緒に見ることができた、その過程が何より、その日々が何より幸せだったんじゃないかなと思います。皆さん本当にありがとうございます。夢がこうして叶って、そしたらまた、次はまた、もっと大きな夢を僕たちと皆さんとで見ていけたらなと、何よりそれが僕の今の一番の大きな夢です。ここにいるみんなで一緒に、一生とは言わないかもしれないけど、せめてもう少しだけ、もう少しだけみなさんと一緒に夢を見させてください」

そんな挨拶からの今回のDream、「夢みたいに綺麗に消えてOk?」「ううん。まだ消えないで。まだもう少しだけ、共に次の夢に向かおうよ」そんなメッセージを勝手に受け取りました。何度離れ離れになっても、次にどんな困難があっても、君たちを見つけることができれば、それだけで私たちも生きていける……(激重感情もそりゃあ出てきますわ)。

繋いだままで いれたらいいね 

何度離れ離れになっても

慣れない世界で君を見つけて

それだけで何もいらないでしょう

ちょForever Goldこんな大切な曲になっちゃうなんて聞いてないんですけど!!!

Forever Gold、初日参加した5万5000人が選ぶ、ライブのハイライト堂々の1位ではないでしょうか。異論は認めます!

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「探していた答えはドームにあった~~~~~!」と風磨くんがセンステで叫んだ!!ドームではしゃぐ風磨くん、本当に声が大きくてかわいかった(FYBのDon’t Stopの声小さかったが)……。

センステでデビュー時のSexy Zoneの衣装を着たSexy child(Byケンティ―)が躍る勇気100%「僕たちが持てる輝き 永遠に忘れないでね」からのForever Gold。「SZ10TH」のall this time(マリウスソロ曲)の演出と同様に、メンステの画面を見ながら歌い、歩くSexy Zone。今回うつっているのはマリウスだけではなく、幼き少年だったあの日の5人、みんな。想い出と共にメインステージへ帰還する。

そして肩を組み、なんとも楽しそうにはしゃぐ、歌う彼ら……

Remember me Lonely Lonely
馬鹿だった日々 Hold me Hold me
ガラにもなく look above 見上げてみたんだ
何がある わけもなく
愛すべき Lonely Lonely
胸を打つよ Crazy Crazy
振り返るハイライト 君との Moments
Shining so bright
Shining so bright
Forever Gold

守るものが、たくさんできたSexy Zone。18メートルのクレーンにのり、挨拶でもパフォーマンスでもセットリストでも、たくさんたくさんファンへの愛や感謝を伝えてくれたと思います。

でも本当に良い意味で、彼らが主役、彼らのための、彼らが掴んだドームだったなと思う。おっきなドームでちっさくなって肩を組むSexy Zoneが振り返る「ハイライト」を見せてもらえて、本当にうれしかった。

これからも一緒に。一生でいいよ。ずっとずっと夢、見させてください。STY。